時間は螺旋、記憶の形
僕自身の遍歴において、パーソナルなマシンに限って言えば、PC-9801のV30からPentium 4の3GHzにいたるまで、68KからPower PC G5に至るまで、速さには絶対的な魅力を感じてきました。ノイズや消費電力などに対する懸念はいつもありましたが、速さの魅力にかなうものではありませんでした。僕はそういう人間ですから(笑)。ところが今、ここにきてPentium 4/3.8GHzが発表され、4GHz開発断念という状況下なので当分最速のPentiumになる見込み。。。なのに魅力を感じない・・・???
僕としたことが何という事でしょうか?!
かつてのUS製自動車はパワフルかつ頑丈でゴージャスな走りがモットー、燃費なんて二の次三の次、とにかくガソリンを使いまくってガンガン走るマシンを量産した時代がありました。
しかし、あるポイントで価値観の転換が起こりました。その発端になったのはオイルショックだったかもしれません。でもその時、新しい価値観を世に知らしめたのは日本車だったと思います。燃費と性能と品質で勝負をかけ、勝利をもぎとり、大衆の支持を確実に増やし、やがては新しい価値観を定着させてしまったという素晴らしい実績を残しているのです。
今のPentium 4はまさにかつての"アメ車"です。消費電力はとっくに100Wを超え、その発熱量も手に余る程であり、熱せられた各パーツから発するノイズはいかほどか、電磁波素人の僕には想像もつかない量を撒き散らしていることでしょう。音や映像に影響が無い筈もなく、これほど無節操にリソースを食いまくるマシンはさすがにちょっとヤバイのではないか? その辺にコダワルかたがたはPen4そのものをとっくの昔に見限っていたわけですが、それでも僕は今年前半頃までは速さを優先してきたのです。が、そんな僕でも3GHzが限界でした。
パーソナルなコンピュータの領域で、パラダイムシフトが加速する時期に来ています。それは決してPCの家電化やデジタル家電の進化などではなく、もっと根本的な技術分野において為されるべきものです。一定のシフトが完了した後、そこをベースにして新たな道具が次々と出現するでしょう。この分野が本当に面白くなるのはそれからです。
歴史は繰り返すのかもしれませんが全く同じ事は起こらない。一周して元の場所に戻ったように見えても、実は螺旋。元の場所は眼下に存在しているのです。
僕としたことが何という事でしょうか?!
かつてのUS製自動車はパワフルかつ頑丈でゴージャスな走りがモットー、燃費なんて二の次三の次、とにかくガソリンを使いまくってガンガン走るマシンを量産した時代がありました。
しかし、あるポイントで価値観の転換が起こりました。その発端になったのはオイルショックだったかもしれません。でもその時、新しい価値観を世に知らしめたのは日本車だったと思います。燃費と性能と品質で勝負をかけ、勝利をもぎとり、大衆の支持を確実に増やし、やがては新しい価値観を定着させてしまったという素晴らしい実績を残しているのです。
今のPentium 4はまさにかつての"アメ車"です。消費電力はとっくに100Wを超え、その発熱量も手に余る程であり、熱せられた各パーツから発するノイズはいかほどか、電磁波素人の僕には想像もつかない量を撒き散らしていることでしょう。音や映像に影響が無い筈もなく、これほど無節操にリソースを食いまくるマシンはさすがにちょっとヤバイのではないか? その辺にコダワルかたがたはPen4そのものをとっくの昔に見限っていたわけですが、それでも僕は今年前半頃までは速さを優先してきたのです。が、そんな僕でも3GHzが限界でした。
パーソナルなコンピュータの領域で、パラダイムシフトが加速する時期に来ています。それは決してPCの家電化やデジタル家電の進化などではなく、もっと根本的な技術分野において為されるべきものです。一定のシフトが完了した後、そこをベースにして新たな道具が次々と出現するでしょう。この分野が本当に面白くなるのはそれからです。
歴史は繰り返すのかもしれませんが全く同じ事は起こらない。一周して元の場所に戻ったように見えても、実は螺旋。元の場所は眼下に存在しているのです。